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堅守のバンド

レジェンダリー / ウォーロック / クラスアイテム / Warlock Bond

「私は凍てついた崖の上に立ち、シティから上がる煙と炎を目にしながら、誓いを立てた。このようなことは、二度とあってはならないと」――イコラ・レイ

入手方法: シーズンパス報酬

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Lore

堅守のバンド

「私は凍てついた崖の上に立ち、シティから上がる煙と炎を目にしながら、誓いを立てた。このようなことは、二度とあってはならないと」――イコラ・レイ

「彼のくだらないいたずらが嫌いだった。例えば、我々がまだコンバットアカデミーにいた頃なんて、私の深緑色の制服を鮮やかな黄色に染めようとしたことがあった。当然、そんなの上手くいくはずがない」

ジョルヨンはグラスの中で氷を回し、氷が立てる小さな音に耳を澄ましている。

「その日の朝、私はそれに気付かずに制服を着た。そして22時間の任務中、ずっとそれを着続けた。その日が終わりを迎える頃には、皮膚までが染められていた。体中が青から鮮やかな緑色に変わっていたよ。最初からそうするのが狙いだったのかもな」ジョルヨンはそう言って笑った。その瞬間バーテンダーは、かつては脳天気だったと思われる男の、素の姿を垣間見た気がした。

「だがユルドレンはいつだってそうだった。何か突飛なことをやろうとして、失敗しつつも、結果としては想定以上の成功を収める」一瞬見せた笑顔はあっという間に消え、彼は再びトラウマを負った兵士の顔つきになった。

「決して悪い人間ではなかった。少なくとも最後の瞬間まではな。昔は… 楽しい奴だった。イライラさせるところもあったが、可愛げがあった。どんな時でも、上手くその場を切り抜けた。はじめからそうなると分かっていたみたいに、平然とな。だがそれもブラックガーデンまでの話だ。その日に彼はその豪運を遙か遠くに手放してしまった。そして私はそれに手を貸した。親友が怪物に変わるのを手伝ったんだ」ジョルヨンがグラスの縁を叩き、バーテンダーがもう一度注ぐ。

「ああそうだとも、私はあの下らないいたずらが嫌で嫌でたまらなかった。横柄な態度も気に入らなかった。でも、彼がいない今となっては、それが恋しい」

 
 
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