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Lore
バミューダ級ホバーシップ
「中身はアルカディア級だ。黄金時代のビンテージ品を改造したものだからな」――クロウ
「タオックス…」
サバスンが吐き捨てるように言う。彼女の玉座の世界にある骨のように白い塔の奥深くで、彼女の前にドレドゲンとルーセント・ナイトが立っていた。バエルと呼ばれるドレドゲンは敬意を表して礼をしたが、ナイトはそんなことはせず、ウィッチ・クイーンから視線を逸らそうとしなかった。ナイトの名はガイスト。だが名前を知っていても、サバスンには彼がなぜ光なきドレドゲンに協力しているのかはわからなかった。
サバスンは唇のない口を歪めて笑う。「タオックスは寿命が尽きて死んでいるはずだ。なぜわざわざそんな噂話を私のところへ持ってきた?」
「タオックスは生きている」とバエル。「奴はベックス・ネットワークにあるシミュレートされた郷地で力を蓄えている」バエルはサバスンと目を合わせ、足を引きずっていることに気付かれないように前に進んで立ち止まる。「僕の主は、奴の居場所を教えるのと引き換えに、僕たちの悩みの種を取り除けと言っている」
サバスンは立ったまま翼を広げて曲げ伸ばしした。「惑星の塵クズとその肉人形がここにきて私に汚れ仕事を頼むとは大した度胸だ。未来を予想できる割には、私よりもずっとこのゲームが苦手なようだ」
ガイストがバエルの隣まで歩み寄る。「コンダクターを殺せば、VI がベックスの折り畳まれた空間への扉を開く」
バエルがガイストを手で制すると、彼は顔を歪めて黙り込んだ。ウィッチ・クイーンの目がバエルとガイストを交互に行き来する。
「大変な仕事は全部私任せじゃないか」サバスンが不機嫌そうに言う。
「VI はお前に残響とそれに伴う支配力を与えると言っているんだぞ」ドレドゲンが重みのある口調で言うと、サバスンが目を見開いた。「残響を使って敵を破壊しろ。奴を言いなりにさせることだってできる」
「へぇ、そうなのか」サバスンが低い声で言った。「では、教えてくれるか、新しき友よ。VI にとって、この道はどこへ続いているんだ?」
バエルの表情が硬くなる。「道の行く先など決まっているだろ。今いる場所から、向かうべき場所に行くんだ。離脱するためにな」
「これが条件だ」ガイストがバエルの後ろから吐き捨てた。「貴様は脆弱な新参者を殺して、その死を VI に捧げればいいだけだ。どうする、ウィッチ・クイーン?」
「タオックスか」ウィッチ・クイーンの笑みが広がる。