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夏季の紋章(極上)

タイタン / クラスアイテム / Titan Mark

「悲哀の祭壇」で最終ボスを倒せ。

入手方法: 夏季の宴

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夏季の紋章(極上)

「悲哀の祭壇」で最終ボスを倒せ。

シンメトリー理論が提唱される以前まで、暗黒を語る際は、善悪の判断基準をもとにした枠組みの中で議論が展開された。暗黒時代の学者たちは、その因果を超越した力を、我々に既に備わっていた道徳規範に直接当てはめた。すなわち彼らは[光=善]、[暗黒=悪]と定義したのだ。彼らはこの関係性を大前提としていた。暗黒が既知の世界を破壊し、トラベラーが破壊から人類を救ったことを考えれば、これは当然の帰結だ。

しかし、大崩壊後の混乱が落ち着いたことで、シティ時代の学者たちは、歴史的な視野を広げられるようになっていた。彼らは初めて、道徳的な観点からではなく、全体論的な視点でもって暗黒を研究した。この時代の初期シンメトリストの大半は、自らの理論に関して断定的な主張はせず、モルニハンも「暗黒による啓発」で以下のように記している。

「暗黒は確かに必要悪と言えなくもない。常に善なる力に譲歩することを考えれば、その存在を黙認するべきなのかもしれない。光が輝く時、暗黒は必ずその身を退いているのだ」

この時代に、ウラン・タンは初めてシンメトリー理論を提唱した。事実上、暗黒と光は道徳的な基準となっていたが、彼の仮説は暗黒時代の前提条件を覆すものだった。彼は、光と暗黒に対する我々の道徳的理解は、絶対的な力の主観的な体験に過ぎないと主張した。

光と暗黒、善と悪の概念が完璧には重なり合わないことを認めてしまえば、[光=悪]、[暗黒=善]が成立する宇宙が必ずどこかに存在していることになる。それが真であるなら、その時こそ、道徳的相対主義は究極的な勝利を手にすることとなる。そしてバンガードは、このシンメトリーの暗黙的かつ異端の考えが、大きな脅威になると考えたのである。

――『異端の聖人、ウラン・タン』からの抜粋

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