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Lore
隆盛の生存者の紋章
先を歩く者がいないなら、自らの道を切り開くまでのことだ。
イコラはテイクアウトの食事を机に置いて、ロディが読み物に目を通すのを眺めた。
彼らはもうかれこれ数週間、予言を解釈するために研究を続けてきた。彼がデータパッドの端を指で叩くと、その指が金色に輝き、叩く音が金属音に変わった。ロディの袖がまくり上げられ、光が彼の二の腕に当たる。よく見ると、腕に何かが描かれている。タトゥーだろうか? 馬鹿馬鹿しい。だが彼女は興味をそそられずにはいられなかった。
「こんなのは間違ってるよ、イコラ。真実を隠しちゃダメだ」彼は首を横に振る。「ザヴァラ司令官の判断は間違ってる」
彼女はザヴァラの断言的な言葉を思い出す。「そうね」
彼らは黙ってお互いの性を認め合った。どちらも結局は、上司に逆らうことができないのだ。
「あのことはもう彼に話したのかな…」
彼女がこれから得る肩書きのことだ。
「まだよ」イコラには、どのように打ち明けるべきなのかわからなかった。
「僕は大使なんかじゃない… 今はまだね」彼は何事でもないかのように肩をすくめた。「昇格は実力で勝ち取らないとね」
「ロディ… 未来は絶対なの?」
彼は瞬きをして、少し先のほうへ視線を向ける。深い茶色の瞳が、一瞬だけ燃える青に変わる。「今日の夕食は、ププサだね?」彼はコーヒーをすすりながら予見した。
イコラはため息をつき、袋を開けて彼が言い当てた食事を取り出す。「言っておくけど、私はサボテンを食べられるなんて信じてないから。まあ、私は死んでも蘇るから別にいいけど」
ロディは驚きのあまりに笑い出した。イコラは戸惑ったような顔をする。
「僕が見た未来では、君はそんなことは言わなかったよ!」彼は満面の笑みで説明する。
「そうなの?」
「ああ。僕が見たのは、君は僕を睨みつけながらご飯を食べる光景だった」彼は嬉しそうに目を細めて言った。「未来は必ず訪れるけど、重要なところは絶対じゃないんだ」
イコラはこの喜ばしくも唐突な発見を記録する。今回の重要なところは、彼女の軽口だったようだ。